絶景の鳥居に誘われて——旅の始まりはここから
目を閉じれば、もうそこにいた。
風は静かに髪をなで、少しひんやりした空気が頬をかすめる。木々のざわめきや遠くの鳥のさえずり、そしてほんのり湿った土の匂いが、五感をじわじわと刺激してくる。自分の足音だけが山道に響いていて、ふと顔を上げると、そこにあったのは——空へ向かってそびえる、石の鳥居。
思わずつぶやいた。「なんで、こんなところに……?」
場所は、香川県観音寺市・稲積山の頂上。標高404メートル。
現実ではまだ行ったこともないのに、僕の想像はすでにその鳥居の前に立っていた。
SNSのタイムラインにふいに現れた、鳥居の向こうに瀬戸内海が広がる光景。画面越しでも伝わってくる、静寂と光、そして風の音と鳥のさえずりに包まれた、空と海が溶け合う青。
それ以来、頭の中にその景色が住み着いて離れない。気がつくと妄想は勝手に動き出し、僕は登り始めていた——現実の身体ではなく、心だけで。
石段を登るたびに空が近づき、振り返れば小さくなっていく町の景色。汗もかいていないのに、妙に達成感があるのはなぜだろう。
鳥居の前に立ったとき、僕の想像はピークを迎える。
この神社、ただの“映えスポット”じゃない。千年以上の歴史があり、神話に登場する神々が祀られている。そして、ちょっと驚くような仕掛けもあって……それはまた後ほど。
ここからは、旅の妄想を現実に変えるヒントを詰め込んで──
この記事では、高屋神社の天空の鳥居を中心に、その歴史や神様、御朱印の手に入れ方、行き方のポイント、さらには神社の周りで楽しめる讃岐うどんの名店まで、とことん紹介していきます。
想像だけではもったいない。
読んだあなたの心も、きっと“あの鳥居の向こう側”へと歩き出すはずです。
では、妄想と少しの現実を抱えて——旅をはじめましょう。
空と神さまが出会う場所—高屋神社とは?
香川県観音寺市、稲積山の山頂にひっそりと佇む高屋神社。
標高404メートルという決して高すぎるとは言えない場所にありながら、雲と空に寄り添うように建てられたその姿は、まるで空そのものに祈りを届けるために存在しているかのようです。
訪れる人々は、その景観の圧倒的な美しさに思わず息をのみ、「本当に天空に神社があるのだ」と感嘆の声を漏らすことでしょう。季節や時間帯、天候によっても異なる表情を見せる高屋神社は、同じ場所に立っても毎回違う物語を見せてくれる、不思議な力を持つ聖地です。
ちなみに、京都にある「千本鳥居」で有名な伏見稲荷大社の妄想旅も公開中です。
👉 伏見稲荷大社を妄想で巡る——千本鳥居と稲荷信仰の深層に迫る旅
地元の人々からは親しみを込めて「稲積(いなづみ)さん」と呼ばれ、日常の中に自然と存在してきたこの御社。その荘厳さや神聖さは、見た目の美しさ以上に、地域の人々の精神に深く根差しています。
平安時代中期に成立した法典『延喜式(えんぎしき)』にもその名が記されており、讃岐国の中でも特に格式の高い延喜式内社として長く崇敬を集めてきました。観光地としての顔の裏には、静かに息づく千年の歴史の深みと、精神的な重みが確かに存在しているのです。
高屋神社のもうひとつの特徴は、その社殿の“流転”にあります。かつて山頂に建てられていた本殿は、時代の流れや参拝者の利便性といった現実的な理由から中腹、そして山麓へと移されていきました。
しかしそのたびに地元の人々は「祟り」への不安を募らせ、最終的には1831年、信仰心の厚い住民たちの手によって再び山頂へと本殿が戻されました。こうした流れの中には、「神さまはやはり山におられるべきだ」という素朴で揺るぎない信仰心がにじんでいます。
これは単なる宗教的義務感ではなく、大自然とのつながりを大切にしてきた人々の、暮らしと精神の根幹に宿る信仰の現れです。山そのものが神の依代(よりしろ)であり、山頂という場所は神と人とが出会う、霊的な交差点なのです。
神社が鎮座する稲積山という地名もまた、興味深い背景を持ちます。「稲を積む山」というその名の通り、古くから稲作と密接な関係を持つ神聖な地として、人々の信仰の対象となってきました。
現在でも、古代米を使った注連縄(しめなわ)が奉納されるなど、地域社会との深いつながりがしっかりと息づいており、単なる観光資源にとどまらない“生きた信仰”がここにはあります。
そして何より、この御社を特別なものにしているのは、そこに満ちる空気の質です。風が木々を揺らす音、鳥のさえずり、遠くから微かに届く瀬戸内の波音までもが、この聖域の一部であるかのように感じられるのです。
鳥居を一歩くぐれば、空気の密度が変わったような静けさに包まれ、現実と非現実の境界がふっと薄れていく——そんな感覚に包まれる体験を、多くの人が語ります。
この場所は、ただ映える写真を撮ってSNSに投稿するためだけの“スポット”ではありません。もちろん、その景観のインパクトは確かに強烈です。
しかし、それ以上に、この地には人の心をリセットさせるような不思議な力があります。日々の喧騒から解き放たれ、ほんのひととき、自分自身と静かに向き合いたくなる。そんな気持ちにさせてくれるのが、この高屋神社なのです。
“空と神さまの待ち合わせ場所”。そう呼ぶにふさわしい高屋神社は、今もなお、変わらぬ姿でそこにあり続けています。
そして、訪れるすべての人の心に、静かな余韻と新たな祈りの灯をともしてくれる場所であり続けるのです
空と海のあいだに浮かぶような神社、行ったことはなくても心が勝手にそこに立っている。
そんな妄想の旅を、もし現実にしたくなったら…👇
天空の鳥居、その先にあるもの—絶景と神域の交差点

高屋神社本宮に立つ“天空の鳥居”。眼下には観音寺の街並みと瀬戸内海の大パノラマが広がる。
山頂に立つ鳥居——それは単なる建築物ではなく、空と大地、日常と神聖、現実と妄想を分ける“境界線”のような存在です。
高屋神社の鳥居自体は、構造や大きさにおいて特別なものではありません。しかし、その“場所”がすべてを変えます。標高404メートルの稲積山山頂に佇む鳥居の向こうには、観音寺の街並みと瀬戸内海、さらにその先に広がる大空が、まるで絵画のような構図で広がっています。
この鳥居は、2009年に山頂までの舗装道路が整備されたことを記念して建立された石造りのもの。以来、「天空の鳥居」としてSNSやメディアに取り上げられ、一躍有名な“映えるスポット”として注目されるようになりました。
しかし、この場所の真の魅力は、写真では決して伝わらない“空気感”にあります。空の抜けるような青、風が肌をなでる優しさ、そして耳に届く静寂——それは、まるで世界が一度止まったかのような感覚。
鳥居をくぐるその瞬間、聞こえてくるのは風の音、鳥のさえずり、はるか下の町のかすかな生活音。目に映るのは、空と海と、鳥居の影のみ。そんな静寂の中に身を置いたとき、自分が現実にいるのか、それとも夢の中にいるのかさえ曖昧になる、不思議な感覚に包まれます。
訪れる時間帯によって、この場所の表情は一変します。早朝には、鳥居の向こうから昇る朝日が社殿を金色に染め上げ、まるで神が降臨するかのような光景が現れます。夕暮れには、茜色に染まる空が鳥居をくっきりと浮かび上がらせ、その幻想的なコントラストに息を呑むことでしょう。
この地には、人の心を静かに整える不思議な力があります。頂上まで登りきった達成感。その後に訪れる沈黙。そして、その静けさの中で見つける、自分自身。神さまの気配がそっと寄り添い、自然と手を合わせたくなるような神聖な時間が、そこには流れています。
天空の鳥居は、言葉もなく、ただそこに在り続けることで、訪れる人の心に語りかけます。「ここまで来てくれて、ありがとう」と。
日々の喧騒や忙しさに疲れたとき、ぜひ思い出してほしい風景があります。それは、雲のすぐ下で、風をまとう鳥居の姿。静けさの中に立ち上る祈りの気配。それは、時代や言葉を超えて、あなたの心に残り続ける“神聖な風景”なのです。
御朱印は神さまとの出会い—稲積山で刻むご縁の証

こちらは高屋神社の御朱印をもとに再現したイメージです。実際の御朱印とは異なる場合があります。
高屋神社を訪れた際に、ぜひ手に入れたいものがあります。それが「御朱印(ごしゅいん)」です。
御朱印とは、神社を参拝した証として授けられるもので、通常は社務所で神職の方が一枚一枚丁寧に記してくださいます。しかし高屋神社では、少しユニークな方法で御朱印を授かることができるのです。
驚くべきことに、御朱印が“自動販売機”で授与されています
そうなる前に…お気に入りの一冊を持っていこう。
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令和の時代にふさわしいこの仕組みは、遠方から訪れる参拝者でも時間や曜日に関係なく、御朱印を受け取ることができるよう工夫されたもの。印刷された紙の御朱印で、日付は自分で記入するスタイルとなっています。
この御朱印自販機は山頂に設置されており、高屋神社の鳥居をくぐったあとの余韻に包まれながら受け取る一枚として、参拝者の記憶に残る存在となっています。背景には、訪れる人々に「ご縁」を形にして持ち帰ってほしいという、神社の想いが込められているとされています。
もうひとつの御朱印の入手方法は、山麓にある「加麻良(かまら)神社」です。こちらでは高屋神社の御朱印をより伝統的な方法でいただくことができ、静かに参拝しながら御朱印を受け取りたい方におすすめです。なお、加麻良神社は神職が常駐していないため、事前に連絡が必要となる場合があります。
神社巡りの旅において、御朱印は単なる記念品ではありません。それは、その土地の神様と結んだ“ひとつのご縁”を、紙という形に写した神聖な証です。自販機であれ、手書きであれ、その意味に違いはありません。
高屋神社の御朱印は、その独自性と共に、新しい時代の参拝スタイルを象徴しています。
時代が移り変わっても、信仰と祈りは静かに息づいていく。
そして、そのご縁の証が——今日も、稲積山の山頂で静かに、誰かの手に渡る瞬間を待っているのです
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高屋神社へのアクセス—神域への巡礼をより快適に

神域への道を歩む。高屋神社本宮まで続く急勾配の石段。
天空の鳥居を目指す道のりは、まるで現実と神聖の境界線をたどる“巡礼”のような体験です。初めて訪れる人にとっては、アクセス方法が少し複雑に感じられるかもしれません。ここでは、高屋神社へ安全かつ快適に辿り着くためのルートとポイントをわかりやすくご紹介します。
■ 下宮へのアクセス
- 車でのアクセス: 高松自動車道「大野原IC」から約16分(約9km)、または「さぬき豊中IC」から約15分(約8.5km)で到着できます。カーナビ設定時は「高屋神社下宮」や「不動の滝カントリーパーク」を目印にするとスムーズです。
- 電車+タクシー: JR観音寺駅からタクシーで約9分(約4km)。駅前にはタクシー乗り場がありますが、時間帯によっては配車予約が安心です。
- のりあいバス: JR観音寺駅から「五郷高室線」に乗車。「高屋神社」と運転手に伝えると、バス停のない地点でも最寄りで降ろしてもらえます。下車後は徒歩約10分。時刻表の確認は必須です
- 高屋神社のある観音寺市へは、JR観音寺駅から車で約10分。
公共交通機関での参拝も可能ですが、飛行機でのアクセスをお考えの方には、
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■ 本宮へのアクセス
- 徒歩で登る: 下宮から本宮までは徒歩で約50分。山道は軽登山レベルで、途中には「中宮」や「ゆるぎ岩」などの見どころが点在。舗装されている箇所もありますが、滑りやすい場所もあるため、スニーカー以上の歩きやすい靴と水分を持参しましょう。
- 自家用車で登る(平日のみ): 平日は本宮近くの駐車場まで車でアクセス可能。ただし、道幅が狭くカーブも多いため、安全運転を心がけてください。駐車場から本宮までは徒歩で約150mの坂道です。
- シャトルバスの利用(土日祝日): 土曜・日曜・祝日は、本宮への一般車両通行が制限され、代わりにシャトルバスが運行されます。
■ シャトルバス情報
- 運行日: 土曜・日曜・祝日(※天候や時期により変動あり)
- 運行時間: 午前9時30分〜午後5時30分(おおよそ30分間隔)
- 乗車場所: 琴弾公園内「有明グラウンド前駐車場」
- チケット購入: 道の駅ことひき内「総合コミュニティセンター1階ホール」にある発券機にて購入(バス乗り場では購入不可)
- 料金(往復):
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- 大人(中学生以上):1,500円
- 子ども・障がい者手帳提示:700円
- 未就学児:大人1人につき1人無料(2人目以降は700円)
▶ もっと詳しいアクセス情報はこちら:
観音寺市観光協会の公式サイトで、バスの時刻や周辺マップを確認できます。
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■ 注意点とアドバイス
- ナビでうまく表示されないときは: 「不動の滝カントリーパーク」や「稲積山展望台」を目印に入力すると正確に誘導されやすくなります。
- 天候に注意: 警報や大雨の際は、道路が通行止めになる場合があります。出発前には、観音寺市観光協会の公式サイトで最新情報を確認しましょう
讃岐の名物を味わう—高屋神社周辺のうどん三昧

旅の締めくくりは、ツルっとのど越し抜群の讃岐うどんで。
神社参拝の楽しみは、祈りや歴史だけではありません。旅の醍醐味のひとつといえば、やはりその土地ならではのグルメ。香川県観音寺市といえば、言わずと知れた“讃岐うどん”です。
高屋神社の参拝後に立ち寄りたいのが、地元で愛され続けるうどん店の数々。ここでは、観音寺市内でも特に人気のあるおすすめ店を厳選してご紹介します。
■ かなくま餅 福田
創業100年を超える老舗で、うどんだけでなく「餅」でも名高い名店です。名物の「雑煮うどん」には、あん餅が丸ごと入っており、甘じょっぱい風味がクセになります。店内では手作りのおはぎやおこわも販売されており、地元民の“おやつ兼お土産スポット”としても親しまれています。
- 住所: 香川県観音寺市流岡町1436-2
- 電話番号: 0875-25-3421
- 営業時間: 10:00~14:00(うどん)、おはぎなどは6:00〜
- 定休日: 月曜日
■ カマ喜ri(カマキリ)
元電気屋さんの建物をリノベーションした、カフェ風のおしゃれなうどん店。女性ひとりでも入りやすい雰囲気で、店内には雑貨や観葉植物が飾られ、落ち着いた空間が広がります。天ぷらやトッピングの盛り付けにもセンスが光り、写真映えも抜群。見た目にも美しい一杯を堪能できます。
- 住所: 香川県観音寺市柞田町甲46-3
- 電話番号: 0875-24-8288
- 営業時間: 11:00~14:00頃(麺がなくなり次第終了)
- 定休日: 日曜日(水曜は変則営業あり)
■ つるや
アニメ『結城友奈は勇者である』の“聖地”としても知られる、地元に根差したうどん店。作品に登場するうどん屋のモデルにもなっており、全国からファンが聖地巡礼で訪れます。看板メニューの「黄金うどん」は、その名のとおりキラリと光るインパクト大の一杯。
- 住所: 香川県観音寺市坂本町3-7-18
- 電話番号: 0875-23-1761
- 営業時間: 10:00~20:00
- 定休日: 火曜日
参拝のあとの一杯は、ただの食事以上の価値があります。
旅の余韻を味わいながら、地元のうどんをすすれば、そこには香川ならではの優しさと力強さが広がります。
それは空腹を満たすだけでなく、神社とともに記憶に残る——心と身体に染み入るひとときになるはずです。
周辺観光も楽しもう—高屋神社とセットで訪れたいスポット
高屋神社の参拝後は、観音寺の見どころも楽しみたいところ。ここでは、気軽に立ち寄れる注目スポットを3つご紹介します。
■ 琴弾公園(ことひきこうえん)
一目で圧倒される「銭形砂絵(寛永通宝)」が広がる景勝地。夜にはライトアップもされ、幻想的な風景が楽しめます。春には桜が咲き誇り、散策にもぴったりです。
■ 父母ヶ浜(ちちぶがはま)
干潮と無風が重なると、水面に空が映り込む“日本のウユニ塩湖”と呼ばれる絶景に出会えます。写真を撮るなら夕暮れ時が特におすすめ。高屋神社から車で約20分ほどです。
■ 雲辺寺(うんぺんじ)
標高920メートルの雲辺山山頂にある霊場。ロープウェイで山頂に登ると、絶景のパノラマや人気の「天空のブランコ」などが楽しめます。お遍路文化とSNS映えスポットが融合した、ユニークな魅力があります。
高屋神社を訪れたなら、ぜひもう一歩足を伸ばして、観音寺の多彩な魅力にも触れてみてください。
神社を中心にした旅が、より深く、心に残るものとなることでしょう。
神社巡りのまとめ——高屋神社の魅力をもう一度
稲積山の山頂に鎮座する高屋神社は、歴史や信仰、絶景、グルメ、周辺観光まで、多彩な魅力がひとつに凝縮された場所です。
圧巻の「天空の鳥居」から望む瀬戸内海のパノラマは、息をのむ美しさ。そこに立つだけで、日常から切り離されたような感覚に包まれます。そして、心に刻まれる“ご縁”を御朱印という形で持ち帰ることができるのも、高屋神社ならではの体験です。
さらに、香川の名物である讃岐うどんや、周囲の自然・文化に触れることで、単なる参拝を超えた“旅”としての価値が深まっていきます。
ここで、高屋神社を訪れる際に押さえておきたい情報を整理しておきましょう:
→ 主祭神: 邇々杵命(ににぎのみこと)、保食命(うけもちのみこと)、咲夜比女命(さくやひめのみこと)
→ ご利益: 五穀豊穣、家内安全、美容健康、国家安泰など
→ 御朱印: 山頂の自販機または加麻良神社で授与(※加麻良神社は要事前連絡)
→ アクセス: 平日は車で山頂近くまでアクセス可/土日祝はシャトルバス運行
→ おすすめグルメ: 雑煮うどん(かなくま餅福田)、黄金うどん(つるや)、カフェ風うどん(カマ喜ri)
→ 立ち寄りスポット: 琴弾公園(銭形砂絵)、父母ヶ浜(夕景とリフレクション)、雲辺寺(天空のブランコ)
空と山、そして海と神々が交わるこの神域は、訪れるたびに新たな表情を見せてくれます。
高屋神社の鳥居の向こうに広がる景色が、あなたの心に深く刻まれる特別な旅の一ページとなりますように。
その先にある風景へ——心が描く神社の記憶
今回は、旅に出ることなく、高屋神社の魅力を心の中でゆっくりと巡ってきました。地図ではなく、想像をたよりに、現実からそっと距離を置いた穏やかな時間を楽しんでいただけたでしょうか。
物語は、かつて山の頂で見た絶景の記憶がよみがえるところから始まりました。ふと浮かんだのが、あの「天空の鳥居」。動画のワンシーンが心に深く残り、そこから想像の旅は一気に広がっていったのです。
息をのむようなパノラマの中で鳥居をくぐる自分を思い描き、御朱印が自動販売機で授与されるという現代的なユニークさに驚き、讃岐うどんの湯気と香りに誘われてお腹まで満たしていく——そんな五感を巡る旅、楽しんでいただけましたか? 想像だからこそ味わえる、心の贅沢なひとときだったのではないでしょうか。
もちろん、実際の旅には風の匂いや人との出会いといった、生の体験ならではの喜びがあります。ですが、時間が取れなかったり、距離の壁を感じたりすることも、きっとあるはずです。
そんなときこそ、心の旅がそっと背中を押してくれます。想像力という名の翼があれば、どこへでも自由に飛んでいけるのです。そしてその旅先では、まだ知らなかった文化や風景に出会い、心に小さな発見や感動を残すことができるでしょう。
たとえ現地に足を運ばなくても、知識と感性があれば旅はいつでも始められます。そしていつか実際にその地を訪れたとき、心の中で何度も巡ったあの風景は、きっと「はじめまして」ではなく「ただいま」と言いたくなるような場所になっていることでしょう。
さて、次はどんな神社へ向かいましょうか? 小さなワクワクを胸に、また一緒に新たな旅を始めましょう。
観音寺市観光協会公式ページで、イベント情報や最新のアクセス情報をチェックしましょう。
🛕心の旅はまだまだ続きます
もしまだお読みでなければ、ぜひこちらの妄想旅もどうぞ。
👉 京都・伏見稲荷大社を妄想で巡る——千本鳥居と稲荷信仰の深層に迫る旅
次回の神社旅でも、あなたと心の旅を続けられることを楽しみにしています。
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